海外現地法人で起こっている事

約二〇年間ほど、日本と台湾でのコンサルティングや電子部品メーカーでの管理部門での業務の経験から、日系企業でどのような課題があるのか、その一部をいったんザックリと列挙します。

・マネジメントが経営判断をしない(したのか、していないのか不明瞭)。

・マネジメントの経営判断のスピードが欠如している。

・変革を避けることが許容される企業体質となっている(それを看過している)。

・(製造業である場合)いいモノをつくれば売れると信じる職人意識が強い。

・(部門長を含め)会社のありたい姿が描けない思考停止状態となっている。

・環境変化は予測できるものとして、絵に描いた餅で事を進めようとしている(「備えあれば憂なし」を信じている)。

・計画が達成できない場合は、環境変化を言い訳にすることがまかり通っている(許容されている)。

・マネジメントの意思決定において、管理会計の視点が欠落している(管理会計を知らないことも)。

・経営方針からは、利益をうみだせる構図がうかがい知れない。利益を出せる「におい」がしない。

・経営方針と人材マネジメントがリンクしていない。断絶があるか、あるいは現状が認識されないまま、課題に対する切り口がおざなりになってしまっている。

・会社が求める人材像が明確でない、社員に知らされていない。

・管理職に登用したり、管理職を降ろすルールや基準が明確でない。明確なルールや基準があっても、それがきちんと運用されていない。

・マネジメント層は、なりゆき志向の管理職を降ろさない。実績(パフォーマンス)がなくとも平然と役職にのさばるゾンビ社員を容認している。

・マネジメントは、部下(後継者)を育てない幹部を放置している。

・会社がほしい人材を採用できない。

・辞めてほしくない人材が辞めていく。

・昇給、賞与のメリハリが無い。

・海外では文化の違いや言語コミュニケーションで問題が発生しやすいことを過度に強調して、仕事ができないことの言い訳にしている(本当の原因は他にあるのだが)。

・社内外を問わず、日本人間の会話は無駄が多すぎる(商談も、立ち話レベルで情報が整理されておらずいい加減。必要でない昔話や無駄話が続く。接待会食やゴルフはその典型)。

 

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