このサイトを立ち上げたきっかけは、海外での仕事を通じて、『日本企業の競争力』に対して危機感を持ったためです。
このサイトの大義名分は、『日本企業の海外現地法人が競争力と価値を高める組織改革を促進し、きちんと儲けるための道筋を示すこと』。海外現地法人から主体的に変わっていくことに焦点をあてています。先に変われるところから変わる。待った無しですから。
キーワードは「経営判断の即決」。考えてから動き出すのではなく、動きながら考える。これができないと、市場の変化に取り残され、海外の当地の幹部や社員に対してリーダーシップが効かなくなり、アイデア出しや打ち上げが緩慢し、あきらめ感が蔓延して負のスパイラルに入ってしまいます。あるいは、古参幹部はもうそのような状況に慣れきってしまっているかもしれません。
グローバル経済のなかで、日本企業の競争力が低下し、日本企業の優位性が相対化(減退化)しているのは、ただ単に景気の波に翻弄されるのとは違った感があります。ガンバっても、ぬかるみから這い出せないのは、どうやら、わが日本企業は、「一時的に、運悪く、思いがけず何かに足元をすくわれた」のではなく、内在的な理由による、もっと深刻な状態にあると考えています。ただ、このサイトは、危機感をあおるものでは決してありません。
日本企業、海外現地法人の抱える課題は、社内のマネジメントが鍵です。対外的な営業戦略、方針も社内から見直す必要があります。「日本本社との関係性を見直す」ことと、「海外現地法人のマネジメントを変えていく」こと。これが、わたしの考え方と、このサイトの着眼点です。評論家然とした他人事のようなコメントや、駐在員のボヤキを綴るのではなく、目的に即して、どうすればいいかを考えていきます。
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